認可保育所・認可外保育所とは?
「認可保育所」・「認可外(無認可)保育所」ってよく聞くけれど、具体的には何が違うのかがわからない、というお声は本当によくご相談いただきます。「認可保育所」・「認可外(無認可)保育所」の種類とその内容、預け先を選ぶ際のポイントになる点について紹介します◎
認可保育所・認可外保育所の種類


保育施設の分類は、主に以下の通りです。認可保育所の中にもたくさんの種類がありますね!分類ごとのご説明はそれぞれ別の記事でご説明していきます◎
認可保育所とは、児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理など)をクリアして都道府県知事に認可された施設です。保護者の皆さんが一般的に認識されている「保育園」にあたります。
認可外保育所とは、簡単に言うと「上記以外」になるのですが、認可外保育所のなかに内閣府の政策で設置された「企業主導型保育所」も含まれます。
企業主導型保育所の詳しい説明についても別の記事にてご説明します。
認可と認可外の違い
違いは様々ありますが、保活をする上で押さえておきたい【入園申し込みにおけるポイント】は大きく3つです。

入園申込みスケジュールが異なります
認可保育所に関しては、自治体が定めるスケジュールに則って入園の受付を行っていますが、認可外保育所については各園でスケジュールを設定されています。
随時受け付けられているところもありますが、一斉に入園申し込みを受付けられるところもあります。
ただ多くの認可外保育所においては、入園準備のため遅くとも1~2ヶ月前には入園の確定を依頼されるところが多いようです。
福岡市における利用申込みスケジュール
| 年度途中入園 | 年度(4月)入園 | |
|---|---|---|
| 認可保育所 | 利用を希望する日の1ヶ月前までに申込 (各月1日・11日・21日のいずれかが利用開始日となる) | 10月末~12月上旬に一次申込 ※三次申込まで ※三次申し込みの結果発送は3月中旬 |
| 認可外保育所 | 各施設による | 各施設による |
※年度によってスケジュールが変更となる可能性がございます。ご了承ください。
申込書の提出先が異なります
認可・認可外保育所においては、申込書の提出先が異なります。
福岡市の認可保育所については、年度申込みなのか年度途中の申込みなのかによって、提出先が異なりますので注意が必要です。
福岡市における利用申込書提出先
| 年度途中入園 | 年度(4月)入園 | |
|---|---|---|
| 認可保育所 | 第一希望の保育施設などが所在する区の子育て支援課 | 第一希望の保育施設 (認可保育所の内、第一~第五希望まで記載が可能) |
| 認可外保育所 | 入園を希望とする各保育所 | 入園を希望とする各保育所 |
入園決定者と申込みできる人が異なります
保育所に入園できるかどうかのルールについても、認可保育所と認可外保育所においては異なります。認可外保育所においては、認可保育所の利用申込み条件に該当しなくてもお子さまをお預かりいただける施設が多くあります。
福岡市における利用申込書提出先
| 利用決定者 | 利用申込みができる方 | |
|---|---|---|
| 認可保育所 | 福祉事務所長(自治体) | 以下のいずれかの「保育の必要性の事由」に該当していること ・就労している(月60時間以上) ・妊娠中又は出産後間がない(出産月の前2か月から出産日の後8週間) ・疾病、負傷、障がい等がある ・同居の親族(長期入院している親族を含む)を常時介護又は看護している(月60時間以上) ・災害等の復旧にあたっている ・求職活動をしている ・就学している(通信教育は含まない)(月60時間以上) ・育児休業取得時に既に保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること ・その他、前各項に類する状態であり福祉事務所長が必要と認める場合 |
| 認可外保育所 | 各施設による | 各施設による |
まとめ

認可保育所のみならず、認可外保育所も事前に情報を収集しておくと、ご自身が希望する復帰のスケジュールが叶う確率が上がります。
保活をスタートする前に、認可保育所と認可保育所における入園申し込みにおける違いを頭に入れておくと、施設の絞り込みもしやすくなりますし、いざ申し込み手続きに入るというときも慌てずにすみますね。
今後も、福岡市の保活お役立ち情報を掲載していきます!
是非おたちよりください。